幸福恐怖症とは
自ら望んで不幸になりたいという人間は、恐らくいないですよね。
幸せは誰もが求めているものです。
なのに、何か良いことがあったり楽しく過ごせたりしてると、そのことに恐怖を感じる現象が起こります。
それを「幸福恐怖症(幸せ恐怖症)」と呼ぶそうです。
ありさか
私も今の幸せが崩れる日を想像して怯えるし、少しでも運の良いことがあると、次に起こる悪いことを考えてしまうタイプ。
それはただネガティブなだけの気もするけど、その恐怖から解放されて安心できるよう、原因や対処法を考えてみました
幸せなのに怖くなる原因は?
幸せすぎて怖い⇒怖いから幸せが早く終わって欲しい
では断じてないですよね。
その逆で、「幸せ」がずっと続いてほしいからこそ、その「幸せ」の終わりを想像して怖くなるのだと思います。
ではなぜそのようなよくない想像をしてしまうのか、その原因は以下2点にあるのではないかと考えました。
- 自分を過小評価してきた【環境】
- 幸せがあっけなく崩れるトラウマを持っている【経験】
自分を過小評価してきた【環境】
過小評価しなくてはいけない環境で育っていると、幸せが怖くなる傾向にあると思います。
環境は様々ですが、
- 親が幸せそうじゃない
- 親からも過小評価されてきた
- 目立ちやすい
など。
中でも家庭環境は大きな原因になるのではないでしょうか。
自分が育ってきた家庭環境は変えられません。
もし家庭環境が良くなかったと思うのであれば、その中でもここは良かった!と思えるところを見付け、だから良かった、と思うようにしましょう。
目立ちやすいというのは、目立つのが好きな性格なら良いことです。
しかし目立つ故に目を付けられやすかったり、物事に巻き込まれやすかったりすると、そうならないよう自身を過小評価するようになります。
その結果、幸せなことに対して抵抗感が生まれ、幸福恐怖症になりやすくなるのではと考えます。
幸せがあっけなく崩れるトラウマを持っている【経験】
過去に信じていた幸せが終わってしまう経験がある場合、また同じように終わってしまったら・・・と怖くなってしまうかもしれません。
こちらも、経験を消すことはできません。
経験は糧なので、トラウマを抱えている分自分は強い!と頑張って受け入れるのが一番です。
とは言え、自分に言い聞かせても、幸せに対して起こる抵抗はなかなか消せません。
克服するための心構え
過去の経験や環境から構築された幸福恐怖症は、すぐに消すことはできないと思います。
せめて、幸福恐怖症を感じたときの自分流対処法や、どう向き合うかの心構えを自分で決めておくようにしましょう。
一例を挙げてみます。
幸せすぎて怖いときの過ごし方
これまで、幸福恐怖症はその今の幸福の終わりに対して恐怖を抱くことだと説明してきました。
つまり解決策は簡単で、幸福を終わらせないようにすること。今が幸せなら、今の環境を極力維持すれば幸せは継続します。
予期せぬトラブル(不可抗力の事故や事件に巻き込まれるなど)は怖いですが、怖がりすぎてせっかくの幸せを台無しにしてるのってもったいないと思います。
恐怖の感情を抱いてしまったら、逆に今自分は幸せなのだと認識して、どうすれば維持できるかを考えながら過ごしてみてはいかがでしょうか。